「ついてきてくださるのですか?」

 

「ありがとうございます。

せっかく、お会いできたのに

このままお別れするのが…

とても辛かったのです。」

 

「あなたが他の誰かと…

…すいません。

このようなことを言うなんて

私らしくないですね。

ですが…私は…」

 

「あぁ…『迷い星』にシャトルが着いたようですね。」

 

「外をご覧下さい。

とても強い吹雪です。

せっかく、ついてきてくださったのに。

あなたに外を歩かせることはできません。

私はクラヴィス様を見つけたら

すぐに戻りますから

あなたは空港で待っていて下さいね。

ここでしたら、しっかりした空港ですし

あなたを凍えさせることもなく

快適に過ごせます。

あちらにラウンジもありますし

退屈でしたらプレイルームもあります。」

 

「私が戻るまで待っていてくださいますか?」

置いて行っちゃうなんて帰る

ずっとずっと待っています

あなたに、ついて行きます

私に任せてくれれば大丈夫!