『三の星』

雪に覆われて、真っ白です。

当たり前といえば当たり前なんですけど

驚きを禁じ得ません。

後から後から降る雪も地上を覆い尽くす雪も

区別がつかない状態です。

おや?あそこにいらっしゃるのは…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商人さんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんちは〜、こないなとこで

あんたに会えるなんてメチャラッキーやなぁ♪

誰かと待ち合わせなん?

どうや?超ホカホカかいろ買わん?

えぇい!太っ腹!おためしで一個あげるわ。

って…俺のやから、俺が…寒うなってしもたわ。

ルヴァ様とエルンストさんに本を沢山買ってもらう

約束なんやけど早く来すぎたし帰ってホテルに

送料あっち持ちで送ったろ…。

メッセージ残しとけばいいやろし。

あんたは誰かと待ち合わせなんやない?

会いたい人と会うには場所だけじゃなくて

時間も合わないと会えないんや。

場所がわかってるなら何回も通ってみるといいでー。」

ありがとうございます。

さようなら

私…あなたに

会いに来ました!