お宅拝見 〜水の館〜 飛空都市編 真珠作 協力ロゼ様&春花様

こんにちわっ!

今日は飛空都市のお宅拝見ツアーにようこそ!。

私はガイドのアンジェリーク。どうぞよろしく!

ご希望は飛空都市のリュミエール様の館ね。うふふふっ!ラッキー!!

えっ?いえ何でもないの…気にしないで!

他の守護聖様のお城みたいなお住まいとくらべると質素というか

こじんまりした感じですが湖の上にたつ館は

白鳥のような優美なたたずまいで自然にとけこむようなつくりは

リュミエール様らしいわよね。

湖の中央の館に行くには白鳥の首のような橋をわたらなければならないのよ。

 

館は2階建てなの。白を基調にして大きな窓が美しい配置でならんでいるわね。

扉の前に立っても圧迫感はないよね。むしろ、むかえいれられるみたいな感じね。

ドアをノックしようとしたら、あらっ?スッとあいたわね。

あっ!水の館の執事ミシェル君です。まだ13才なのに一人で館のことをなさってるんですよね。

「はい、くわしくは『他』の『水の館の執事〜ないしょ話〜』をお読み下さい。」

今日は館の中をみせていただきますね。

「はい、どうぞ御自由に御覧ください。そのようにリュミエール様からうかがっておりますので」

失礼しまーす!

玄関に入るとふきぬけのホールになっていて南と北に廊下がのびていて正面には扉がありますねえ。

2階に行くかいだんはホールの両端にあり下から見ると登った所は小ホールのようね。

とりあえず1階からみていきますね。

 

一階の玄関ホール正面の扉を開けましょう!

「うわぁ!綺麗!!」

天井は高くて、はめ込まれた巨大なクリスタルガラスから光が降ってくるわ。

白い光沢のある石造りの床の中央には煌く水をはね上げる大きな噴水ね。

心を落ち着かせる気持ちのいい匂いのする草花は深呼吸してみたくなるわね。

見て見て!窓の外を水のカーテンがおおっているわ。キレイねぇ!

床に散らばるように置かれたクッションは守護聖の皆様のそれぞれお気に入りのものなのよ。

置いてあるハープは沢山の弦のついた大きくて、それでいて優美で繊細な彫刻がついた

素人の私がみてもうっとりするくらい素晴らしいものだわ。

ここで守護聖様達は気兼ねなくくつろいでリュミエール様の、このハープを聞かれるのね。

…リュミエール様と二人っきりだったら…

キャッ!私ったらなに考えてるんだろう?はずかしい!

ここはナイショだけどポンって手を叩くと床が透明になって

お魚がおよぐのが見えるようになるのよ。

ここの湖はとっても深いから、ちょっと慣れないとこわいから

ふだんはこうしてあるんだって!

この部屋は、ほかにもヒミツがあるみたいなんだけどなぁ。

こんど教えていただこう。

 

次は玄関ホールにもどって南へ向かう廊下を進みまーす。

ここは応接室ね。

かべにある絵は…御家族の?ヤダ…涙がでてきちゃった。

きっとたくさんの思いがつまっているのよね。

たくさんの年月をへて顔もさだかではない絵なのに暖かくて

包み込まれるような感じがしない?。

床は優しい色目のグリーン、ゆるやかな曲線のイスやテーブルは座ったら立ちたくなくなりそうね。

大きな窓ガラスの向こうの庭園ととけあって外にいるみたい。

湖の上なのに庭園があるって不思議よね?。

でも、気持ちのいい木陰をつくる木の下には小さな白いイスとテーブル、

むこうにはハーブ花畑にかこまれた水でできたような不思議な離れがあるのよ。

きっとリュミエール様が絵をかいたり、湖でおよいだりした後休んだりなさるんじゃないかしら。

後、応接室にはお茶や茶道具なんかをしまった食器だなとかのある部屋に行くドアがあるだけね。

 

こんどは北の廊下の方へ行ってみるわ。

あら?またミシェル君だわ。ここはミシェル君の部屋よ。台所兼作業場だわ。

「ミシェル君!何してるの?」

裏口から外に顔を出しているミシェル君に声をかけると慌てふためいて真っ赤になった顔の

ミシェル君と…ゼフェル様だわ???

「バッカヤロー!おどかすんじゃねぇ!」ゼフェル様はおこっていってしまったわね。

どーしたのかしら?なに?

もうミシェル君はいつものにこやかな笑みをうかべているわ。

「そんなことより、早くしないと説明がおわりませんよ?」

あっ!そうだった!!

こんどは2階へ行きましょう、そうしようっと。

 

2階の小ホールっていっても1階のホールとは比較にならないけどひろいね。

まんなかには1階の正面扉の部屋と同じ大きさの柱があるし

(もちろん、はしらの中は空洞で一階の部屋の屋根のクリスタルガラスの窓につづいているのよね。)

はしらの東西南北の面にかけられてる絵は優しいタッチのリュミエール様の絵よ。

 

それから…客室があるのね。お酒をめしあがって酔っ払ってかえれなくなりそうな方いるものね。

反対側は…。 

………。リュミエール様の私室。………。

えっ?私ってば、そんな顔してた?ヤ…ヤダぁ…。あっ!あなただって同じじゃない!

もう!意識するからイケナイのよ。

早くみせていただきましょう!

落ち着いた感じの部屋ね。あっ、ソファ!。これにもたれて、いつも何を考えてらっしゃるのかな?

えへっ。あ…アンジェのことだったらうれしいのになぁ。モジモジ。

えっ?自分の世界にはいるな?むうぅ、あなただって目がウルウルよ!。

ここでは御自分でお茶をいれられるのね。サイドボードに色々はいってるわ。

あっ!サイドボードの上に写真立てがいっぱい!

おぉっ!!こ…これはぁ…かなりレアなものでは?

あぁっ!こっちも…あ…あなた!ほかの人に言ってはダメよ!

こっちは…書斎ね。ルヴァ様のお部屋とちがうのはキチンと整理されてて

ほかの人にも、どこになにがあるかわかる事と音楽や美術関係の本がしめてることね。

それから隣は音楽を聴かれる部屋なのね、でもゼフェル様のところみたいにメカメカしくないのね。

みんな壁に内蔵されてるのか。

この部屋の奥は書庫ね。でも、3室に分かれていて

それぞれレコード?!(はじめてみたわ!)・楽器・絵や画材がしまってあるわね。

 

………。つ…次は…?やだ?!あなたなにコーフンしてるの?

あはははは…あ…あたしは普通よ。べつにシンゾーがバクバクなんていってないもん。

はあはあはあ…し…しんぞうはねー心房と心室にわかれてるのよ。

しってたぁ?あはははははは…心室?しんしつ?

やーねー、あなた真っ赤よ!

何も意識することないのよ!ただの寝床だわっ!!!!。

い…いきましょう!

 

ほ…ほらね。ただのベットよ。サイドテーブルの上にのってる本は読みかけなのね。

しおりがはさまってるわ。

なんの本かしら?うっ!だいたい何語なの?誰かの詩集みたいね。

あらっ?小さい竪琴みたいな楽器もあるのね。

うふっ、リュミエール様が御自分の為だけに音楽を奏でるのを聞いているのは、この楽器だけなのね。

なんだか妬ましいような、愛しいようなヘンな感じ。

げっ!!あなた何してるのよぉ。それはリュミエール様のベットなのよぉ。

勝手にスリスリしちゃダメ!よだれもたらさないでよね!ぷん!

でもこのベットに寝てらっしゃるのよね?やっ!やだぁ!なに想像してるの?

もう!サイテー!!

 

こっちの扉は何かしらね?

!?!?!?っ!!。じ…自分だけ見て閉めるな?だって…ここは…ここはぁ…

浴室よっ!!!

見たいの?本当に?

客間のお風呂とあまりかわらないのね。客間が客間にしてはリッパなのかもしれないけど

他人を大切になさるリュミエール様らしいわね。

大きい窓は昼入っても夜入っても気持ちよさそう!

星をみながらなんてステキよね。えへへっ。

それで…アンジェが…いやだぁ…恥ずかしい…でもぉ…えへっ…結婚したら…

やっぱり旦那様がオフロの時はお背中ながしにいくものよね?

そういう時って何着てくのかなぁ?。水着?体の線がわかっちゃうからヤダしぃ…

スカートしばると足がみえちゃうからなぁ…

あぁっ!もしかして髪も洗うのかしら?やぁん!子供みたいでかわいいっ!

うふうふっ!あのキレイな髪にさわれたら嬉しいし…

いやぁぁぁん…旦那様おかゆいところはありませんかぁ…なんてぇ…。

あっ…あれっ?あなたまだいたんだっけ?

なに?その呆れ果てて疲れ果てたような顔?

私もう帰るわよ。こうしちゃいられないわっ!リュミエール様とラブラブフラッシュよっ!

まず結婚式までこぎつけなくっちゃぁ!そーだわ…式は宮殿でやるとして…

スピーチはジュリアス様にお願いして…ドレスはオリヴィエ様でしょう…

お花はマルセル様に…

あぁ、その前に親密度を200にしなくちゃ!

ロザリアも女王候補達もいるから、なかなか上がらないんですもん…なんとかならないかしら…。

ぶつぶつぶつ…。

おわり(^_^;)

**** 水鳴琴の庭 金の弦 ****