Gundam Collection Vol6

<RX-79BD-1>
ジオン公国軍より流出したEXAMシステムと呼ばれるOSを積んだ試作
モビルスーツ。「蒼い死神」と呼ばれ、恐怖の対象となっていたこの機体
は、全面改修したRX−79にEXAMシステムを搭載していたジムタイプ
の頭部を移植したため、ジム・ブルーディスティニーと呼ばれている。武
装は、ビーム・サーベルやシールド等を装備していた。モルモット隊こと
第11独立機械化混成部隊に配備されてからは各地を転戦し、目覚しい
戦果を挙げている。


<RX-79BD-2>
EXAMシステムを搭載したブルーディスティニーの改良機。タイプ2へと仕
様変更になったこの機体は、タイプ1でオミットしていた空間戦闘用装備
とガンダムタイプの頭部が最大の特徴である。武装は、ビーム・サーベル
やシールドだけでなく、新たにビーム・ライフルの携帯も可能となったよう
だ。1号機を失った第11独立機械化混成部隊に再配備される予定であ
ったがジオン軍が奪取。二ムバス大尉の愛機として両肩を赤く塗り替え
同部隊の前に立ち塞がった。


<RX-79BD-3>
ブルーディスティニー2号機とほぼ同型のモビルスーツ。タイプ3への仕
様変更点はEXAMリミッターとマグネット・コーティングを生かした急転回
性能の向上、ミサイル装填装置等の変更が上げられる。武装はタイプ2
同様、ビーム・ライフルやシールド等を携帯できた。タイプ2の段階で予備
パーツとして分解されていたため蒼く塗り替えられなかったが、奪われた
2号機追撃のために第11独立機械化混成部隊へ配備された。


<RX-77D>
RX-77の量産化検討の一機種。キャノン砲は収納形態に移行できるよう
改良されている。完成したこの機体は、オーストラリア戦線だけでなく、
強襲揚陸艦ブランリヴァルやグレイファントムに搭載され、星一号作戦に
も投入される予定であった。

<RMV-1>
ガンタンクのプランを更に見直して局地防衛用戦闘車両として再設計
された機体である。主にモビルスーツ部隊の陸戦オペレーション時に支
援を行う移動要塞の代りに運用され、長距離キャノン砲×2、4連装ロケ
ット・ランチャー、3連装ミサイル・ランチャーを生かすため三座(上部1名、
下部2名)式を採用していた。但し、量産化は間に合わず、計6機のみが
配備されたが、一年戦争後ジャブロー防衛用にも生産されたようだ。


<MS-08TX〔EXAM〕>
ジオン公国軍の実験用モビルスーツのうち、最も複雑な経緯を持つのが
イフリート改である。この機体は地球侵攻部隊が独自に開発したMS−
08TXを元にフラナガン機関で初期のEXAMシステムを搭載し、大幅な
改造が施された機体である。パイロットには、一週間戦争やルウム戦役
でエースとなったニムバス・シュターゼン大尉を招聘し、彼が専属となっ
た。そのため、両肩を赤く塗り替えられたり、兵装を彼の戦法に合わせて
両手にヒート剣を持たせたりしている。また全身に固定兵装としてミサイ
ルが装備されており、腕部の2連装グレネイドを好んで使用していたよう
だ。オデッサの戦い後、連邦のEXAMマシン掃討のため、各地を転戦し
ていた。

<MS-21C>
ジオン公国消滅後、デラーズ・フリートが独自に考案した突撃用モビル
スーツがドラッツエである。ザクのボディに寄せ集めのパーツで構成され
た機体ながら40mmバルカン砲とビーム・サーベルを持つ。星の屑作戦
が実行された宇宙世紀0083年10月までに完成した機体は30機前後
と言われている。


<MS-14A>
一年戦争で量産されたモビルスーツ中、最高の完成度を持つ機体が
ゲルググである。ビーム・ナギナタやビーム・マシンガンといった最新鋭
の武装の運用が可能であった。学徒兵だけでなく、エースパイロットで
あるアナベル・ガトーなども愛機としている。