Gundam Collection Vol5

<RX-78-2>
一年戦争時、テストのためにサイド7へ運ばれた地球連邦軍のMS
「ガンダム」には、あらゆる戦況を想定して様々なオプションが用意されて
いた。中でもホワイトベースに配備されたアムロ少尉機は、大気圏突入
用の装備を実際に使用したことが有名だが、他にもビーム・サーベルの
リミッターを独自に外してビーム・ジャベリンモードを発見し、ガウやギャ
ロップなどを撃破している。一方、ルナツーでマグネット・コーティングなど
更に改修を施された機体「G−3ガンダム」はそのまま装備を引き継ぎ、2
度の塗装変更を受けた後にホワイトベース級5番艦ブランリヴァルへ配
備され、星一号作戦に参加したようだ。


<RX-78GP01Fb>
ティターンズ発足と前後して抹消されたガンダム開発計画の1機種。
フルバーニアンは、RX−78−2ガンダムのコンセプトを純粋に継承した
ガンダム試作1号機を元に宇宙用の装備を施した機体で、コンペイトウで
の観艦式の前にアナハイム・エレクトロニクス社のリバモア工場で換装さ
れている。武装は、換装前の1号機と同様ビーム・ガンと兼用のビーム・
サーベルの他、ビーム・ジュッテ機能が備えられたビーム・ライフルなど
が用意されていたもようだ。この機体もガンダム試作2号機追撃の任務
のためにアルビオンへ配備され、ルンガ沖砲撃戦やバーミンガム救出
戦を始め、観艦式襲撃事件等に投入された。



<RGM-79>
MSの開発・運用計画を目的とした「V作戦」を発動させた連邦軍は、試作
MS群の中でも最も優れていたRX-78を元に量産モデル、ジムを開発
した。予備サーベルを廃止し、連射が可能なビーム・スプレーガンへ武
装を変更されたジムは、単独運用よりも集団運用に適した仕様となった。

<SPACE_LAUNCH>
宇宙移民の時代、宇宙空間を移動するための宇宙船が各種作られた。
地球連邦宇宙軍が宇宙戦艦から宇宙要塞やスペース・コロニーへ移動
するためにスペース・ランチを採用するのは必然であったのだ。「ランチ」
とは艦船搭載のボートで最大の物を指し、宇宙内火艇とも呼ばれてい
る。スペース・ランチで特に有名なのは、一年戦争時に活躍したホワイト
ベースに搭載されていたタイプとサラミス改フジ級スルガに積まれていた
タイプであろう。どちらも奇跡的にア・バオア・クー攻防戦時に起きた火災
より脱出するために使われ、救助されたのは今でも語り草となっている。


<MS-14S>
「赤い彗星」こと、シャア・アズナブル大佐の専用機として名高いのが
S型だ。元々、この機体は一年戦争末期にザクの後継機として開発され
た汎用MSゲルググの先行量産機を元に指揮官用として調整が施された
機体で、サイド5のテキサスコロニーで彼のパーソナルカラーへ塗り替え
てから渡されていた。ビーム・ライフルやビーム・ナギナタなどのビーム兵
器を標準装備し、幾度となくホワイトベース隊と交戦している。なお、ア・
バオア・クー攻防戦時にはこの機体は使用されなかったが、一説によれ
ば応急修理をしてアクシズへ運ばれたようだ。

<AGX-04>
ガーベラ・テトラは、多くの謎に包まれている機体として有名である。一説
によれば、このMSはガンダム開発計画に基づいて対MS戦闘機で有利
な強襲用MSというコンセプトを提案した1機種であり、ガンダム試作4号
機を大幅に改装した物と噂された。ビーム・マシンガンやビーム・サーベ
ルを主兵装に備え、更に格闘戦へ移行しやすいように切り離し式シュツ
ルム・ブースターを装備できたようだ。デラーズ紛争当時にアナハイム・
エレクトロニクスのフォン・ブラウン支社よりシーマ艦隊へ引き渡され、実
戦参加をしたと言われているが、どのような経緯でシーマ艦隊へ渡され
たかは不明である。


<DOPP>
ジオン公国地球攻撃軍航空部隊の主力機として採用された小型戦闘
機。化学燃料ジェットエンジンで飛行し、ミノフスキー粒子下での戦闘を
考慮した有視界戦闘用のキャノピーを持つ。空からの攻撃に弱いMSを
支援するため6連装戦闘砲を2門と対空ミサイルを2基装備していた。
外見に見合わず信頼性の高い機体で地球方面軍司令官のガルマ・ザビ
大佐が専用機で実戦参加したことで知られる。


<MAGELLA_ATTACK>
ジオン公国地球攻撃軍が採用している戦車。地上軍の中核を成し、マゼ
ラ・トップと呼ばれるVTOL機とマゼラ・ベースと呼ばれる大型車両に分離
ができ、マゼラ・トップ砲は外してMSの携帯武器にする事が可能。又、
歩兵やMSの突入支援砲撃を行うための自走砲や装甲砲としても運用さ
れているようだ。


<MS-06V>
脚部を失ったり、戦闘不能となったりしたザクの上半身と、マゼラ・ベース
とを組み合わせて作られた大型作業用車両。元々は、アフリカ戦線の工
作部隊によって、廃物利用の作業機として製作されたのが始まりでその
利便性から各地で作られたようだ。戦後、地球連邦軍が接収し、ジャブ
ローやジオン共和国の24バンチコロニーで確認されている。

<MS-06M>
ジオン軍は、地球の7割が海であることから水中用MSの必要性を感じ、
ザクに防水機構と水流エンジンを装備する計画を立案した。このMタイプ
の開発は難航し、試作機に終わろうとしていたがズゴック等の補助とし
てブラウニーM8(胸部4連装ロケット・ポッド)やサブロック・ガンを装備し
た機体が実戦参加することとなった。


<MS-05B>
ジオン軍初の実戦型MS。この機体の完成をもって教導機動大隊が編成
され、パイロットの養成や戦闘技術の研究が行われた。人間の形を採用
することによって、状況に応じてヒート・ホークやザク・マシンガンなどの武
器を持ち代える事ができるほか、戦闘以外の一般作業をすることができ
るようになっている。


<MS-06F>
ジオン軍の主力MSであり、総てのMSの基でもあるF型は地球侵攻作戦
において大量に地球へ投入された。武器は、ザク・マシンガンだけでなく
戦場に応じてマゼラ・トップ砲なども使用した。